旅行先で美しい景色に出会ったとき、まずカメラを向けますか?
それとも、自分の目でじっくり眺めますか?
せっかくの旅行だから写真に残したい。
一方で、写真を撮ることに夢中になり、肝心の景色をちゃんと見ていなかった……
なんてこともあります。
旅の思い出は写真に残すのがいいのか、それとも目に焼き付けるのがいいのか。
今回は、旅先での「写真」について考えてみます。
写真だから残せる思い出がある
旅の記憶は、時間とともに少しずつ曖昧になっていきます。
そんなとき、一枚の写真が当時の記憶を呼び戻してくれることがあります。
「あの日は暑かった」「このあと道に迷った」「ここで食べた料理がおいしかった」
写真を見るだけで、写っていない出来事まで思い出すこともあります。
写真は景色を記録するだけでなく、旅の記憶を呼び起こすきっかけにもなるのです。
写真を撮ることが目的になっていない?
観光スポットに着いたら写真を撮り、料理が来たら写真を撮り、
きれいな景色を見つけたらまた写真を撮る。
もちろん写真を撮ること自体は悪くありません。
しかし、「きれいに撮りたい」と夢中になるあまり、目の前の景色よりスマートフォンの画面ばかり見てしまうこともあります。
せっかく旅をするなら、写真だけでなく、その瞬間もしっかり楽しみたいものです。
写真には残せないものもある
旅の思い出は、目に見える景色だけではありません。
海の香り、森の空気、街の雑踏、料理の匂い。
その場所で感じる音や匂い、気温なども旅の一部です。
ときにはスマートフォンを下ろして、何も撮らずに景色を眺めてみる。
そんな時間のほうが、意外と長く記憶に残るかもしれません。
おすすめは「まず見る、それから撮る」
素敵な景色に出会ったら、すぐにスマートフォンを取り出すのではなく、
まず自分の目で眺めてみてはいかがでしょうか。
景色を眺め、その場所の空気を感じてから写真を撮る。
何枚も撮らなくても、「この一枚があれば思い出せる」と思える写真があれば十分かもしれません。
写真にも、記憶にも残る旅を
写真には、あとから旅の記憶を呼び戻してくれる良さがあります。
一方、自分の目で景色を眺める時間には、写真では残せない良さがあります。
どちらが正解ということではありません。
大切なのは、写真を残すことに夢中になって、目の前にある旅そのものを見逃さないこと。
次の旅行で素敵な景色に出会ったら、まずは自分の目で眺め、それから一枚の写真を残してみる。
写真にも記憶にも残る、そんな旅の楽しみ方もいいのではないでしょうか。


