秋のおでかけといえば、紅葉を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。東京都内には、山全体が色づく自然豊かなスポットから、日本庭園、黄金色のイチョウ並木まで、さまざまな紅葉の名所があります。
さらに、東京都内なら電車でアクセスしやすい場所が多いのも魅力。車を使わなくても、気軽に紅葉狩りへ出かけられます。そこで今回は、東京でおすすめの紅葉スポットを10か所紹介します。例年の見頃や最寄り駅もまとめているので、秋のおでかけ先選びの参考にしてみてください。
※紅葉の見頃は目安です。その年の気温や天候などによって前後するため、おでかけ前に各施設や観光協会などが発表している最新の紅葉情報をご確認ください。
東京の紅葉はいつが見頃?
東京の紅葉は、例年11月中旬から12月上旬ごろに見頃を迎える場所が多くなっています。ただし、東京都内でも場所によって紅葉する時期は異なります。
奥多摩などの山間部では10月下旬ごろから色づきが進む一方、都心部の庭園や公園では11月下旬から12月に見頃を迎える場所もあります。今回紹介する紅葉スポットの見頃とアクセスをまとめると、次のようになります。
| 紅葉スポット | 例年の見頃 | 主なアクセス |
|---|---|---|
| 国営昭和記念公園 | 10月下旬~11月中旬ごろ | JR西立川駅から徒歩約2分 |
| 奥多摩湖 | 10月下旬~11月中旬ごろ | JR奥多摩駅からバス |
| 高尾山 | 11月中旬~12月上旬ごろ | 京王線高尾山口駅 |
| 明治神宮外苑 | 11月中旬~12月上旬ごろ | 東京メトロ外苑前駅など |
| 新宿御苑 | 11月中旬~12月上旬ごろ | 東京メトロ新宿御苑前駅から徒歩約5分 |
| 井の頭恩賜公園 | 11月中旬~12月上旬ごろ | 京王井の頭線井の頭公園駅から徒歩約1分 |
| 上野恩賜公園 | 11月中旬~12月上旬ごろ | JR上野駅から徒歩約5分 |
| 六義園 | 11月下旬~12月中旬ごろ | JR・東京メトロ駒込駅から徒歩約7分 |
| 小石川後楽園 | 11月下旬~12月上旬ごろ | 都営大江戸線飯田橋駅から徒歩約3分 |
| 浜離宮恩賜庭園 | 11月下旬~12月上旬ごろ | 汐留駅から徒歩約7分 |
同じ東京都内でも見頃には差があります。「10月下旬~11月上旬なら奥多摩方面」「11月中旬以降なら高尾山や都心の公園」「11月下旬以降なら日本庭園」というように、時期に合わせて行き先を選んでみるのもおすすめです。
東京のおすすめ紅葉スポット10選
ここからは、電車で行ける東京のおすすめ紅葉スポットを10か所紹介します。
1.国営昭和記念公園|黄金色のイチョウ並木が見どころ
立川市と昭島市にまたがる国営昭和記念公園は、東京を代表する秋のおでかけスポットです。園内で特に注目したいのが、秋になると黄金色に染まるイチョウ並木。黄色い葉に包まれた道を歩けば、都内にいながら秋らしい景色を満喫できます。
イチョウだけでなく、日本庭園などではモミジの紅葉も楽しめるため、園内をゆっくり散策するのがおすすめです。広い公園なので、山登りではなく平坦な場所を歩きながら紅葉を楽しみたい方にも向いています。
JR青梅線の西立川駅から西立川口までは徒歩約2分。電車を降りてから公園までの移動距離が短いのもうれしいポイントです。
2.奥多摩湖|東京とは思えない自然の中で紅葉狩り
東京都内で雄大な自然と紅葉を楽しみたい方には、奥多摩湖がおすすめです。奥多摩湖は多摩川を小河内ダムによってせき止めて造られた人造湖。秋になると湖を囲む山々が赤や黄色に色づき、都心部の公園や庭園とはひと味違った紅葉を楽しめます。
湖と山々を一緒に眺められるのが、奥多摩ならではの魅力です。最寄りとなるJR奥多摩駅まではJR青梅線でアクセスでき、奥多摩駅から奥多摩湖方面へは路線バスを利用します。「駅から徒歩」というスポットではありませんが、車を使わずに訪れることが可能です。
山間部は都心より気温が低くなりやすいため、紅葉を見に行く際は防寒できる服装を用意しておきましょう。
3.高尾山|山歩きと紅葉を一緒に楽しめる
東京都内で自然豊かな紅葉を楽しみたいなら、高尾山がおすすめです。標高599mの高尾山には複数の登山コースがあり、秋になると山の木々が赤や黄色に染まります。紅葉を眺めながらハイキングを楽しみたい方にぴったりです。
「本格的な登山は大変そう」という方でも、ケーブルカーやリフトを利用できるのが高尾山の魅力。高尾山薬王院への参拝や山頂からの景色など、紅葉以外にもさまざまな見どころがあります。京王線の高尾山口駅から歩いて登山口へ向かえるため、車がなくてもアクセスしやすい紅葉スポットです。
ただし、紅葉シーズンの高尾山は多くの観光客や登山客で混雑します。時間に余裕を持って訪れるほか、混雑を避けたい場合は平日や早い時間帯を検討するとよいでしょう。
4.明治神宮外苑|黄金色のイチョウ並木を散策
東京の秋を象徴する風景のひとつが、明治神宮外苑のイチョウ並木です。青山通り側から聖徳記念絵画館方面へ続く並木道にはイチョウが並び、秋になると一帯が鮮やかな黄色に染まります。
赤いモミジを中心とした紅葉とはまた違った、黄金色の景色を楽しめるのが特徴です。都心にあるためアクセスしやすく、ショッピングや食事と組み合わせて訪れやすいのも魅力。長時間のハイキングをせず、気軽に秋らしい景色を楽しみたいときにも向いています。
紅葉シーズンは多くの人が訪れる人気スポットなので、周囲に注意しながら散策や撮影を楽しみましょう。
5.新宿御苑|都心でのんびり紅葉散策
新宿エリアで気軽に紅葉を楽しめるのが新宿御苑です。広い園内には日本庭園や風景式庭園などがあり、都会の中心部とは思えない開放的な景色が広がっています。
秋になるとモミジやイチョウなどが色づき、園内を散策しながらさまざまな秋の景色を楽しめます。新宿御苑前駅から徒歩約5分、新宿駅からも徒歩圏内なので、電車で訪れやすいのも大きな魅力です。
紅葉を見るだけでなく、広い園内でのんびり過ごしたい方にもおすすめ。新宿でのショッピングや食事と組み合わせて訪れるのもよいでしょう。
6.井の頭恩賜公園|池の周りを歩きながら紅葉散策
吉祥寺周辺で紅葉を楽しむなら、井の頭恩賜公園も候補に入れてみましょう。公園の中心に井の頭池があり、池の周囲を散策しながら秋の景色を楽しめます。
紅葉した木々を眺めながら歩くのはもちろん、ボートに乗って水上から景色を楽しめるのも井の頭恩賜公園ならでは。京王井の頭線の井の頭公園駅から徒歩約1分のほか、JR・京王井の頭線の吉祥寺駅からも歩いてアクセスできます。
紅葉を見たあとは吉祥寺でカフェやショッピングを楽しむなど、街歩きと組み合わせやすいのも魅力です。
7.上野恩賜公園|観光と一緒に紅葉を楽しめる
上野恩賜公園は、美術館や博物館、動物園などで知られる上野を代表する観光スポットです。秋には園内のイチョウやカエデなどが色づき、散策しながら紅葉を楽しめます。
上野恩賜公園の魅力は、紅葉だけで一日を過ごさなくてもよいこと。美術館や博物館を訪れたり、上野周辺を散策したりと、その日の予定に紅葉狩りを組み込みやすいスポットです。
JR上野駅の公園口から徒歩約5分とアクセスしやすいため、「遠出する時間はないけれど秋らしい景色を見たい」というときにも候補になります。
8.六義園|日本庭園を彩るモミジを楽しむ
落ち着いた日本庭園で紅葉を楽しみたいなら、文京区にある六義園がおすすめです。六義園は江戸時代に造られた回遊式築山泉水庭園。大泉水を中心にさまざまな景観が広がり、園内を歩きながら紅葉を楽しめます。
秋にはモミジなどの木々が色づき、池や石橋、日本庭園と紅葉が組み合わさった風情ある景色を眺められるのが魅力です。JR山手線・東京メトロ南北線の駒込駅から徒歩約7分と、都心からのアクセスも良好。山歩きをせずに紅葉を楽しみたい方にもおすすめです。
紅葉シーズンには夜間特別観賞が実施される年もあります。昼間とは異なる紅葉を楽しみたい場合は、その年の開催情報を確認してみてください。
9.小石川後楽園|歴史ある庭園で紅葉を楽しむ
文京区にある小石川後楽園は、紅葉と日本庭園を一緒に楽しめるスポットです。江戸時代初期に造られた大名庭園で、池を中心にさまざまな景観が配置されています。
秋になると園内のカエデが赤やオレンジに色づき、池や橋などと組み合わさった風情ある景色を楽しめます。六義園と同じく、「紅葉を見るために山へ行くのは大変」という方でも訪れやすいのがポイントです。
都営大江戸線の飯田橋駅から徒歩約3分。そのほか飯田橋駅や水道橋駅、後楽園駅なども利用できるため、公共交通機関でアクセスしやすい紅葉スポットです。
10.浜離宮恩賜庭園|高層ビルと紅葉のコントラスト
東京らしい景色と紅葉を一緒に楽しめるのが、中央区にある浜離宮恩賜庭園です。江戸時代から続く大名庭園でありながら、周囲には汐留の高層ビル群が広がっています。
秋になると園内の木々が色づき、昔ながらの庭園と現代的な高層ビルがひとつの景色に収まるのが特徴です。六義園や小石川後楽園とはまた違った、東京ならではの紅葉風景を楽しめるでしょう。
都営大江戸線・ゆりかもめの汐留駅から徒歩でアクセスできるほか、新橋駅から歩くこともできます。
電車で東京の紅葉を見に行くメリット
東京には駅から徒歩で行ける紅葉スポットが数多くあります。特に六義園や新宿御苑、小石川後楽園などの都心部なら、最寄り駅から歩いて紅葉を見に行けます。
紅葉シーズンは観光客が増えるため、人気スポットでは周辺道路や駐車場が混雑することもあります。電車なら駐車場を探す必要がなく、渋滞を気にせず移動できるのがメリットです。
また、複数のスポットを組み合わせやすいのも東京ならでは。例えば、日本庭園を楽しみたいなら六義園と小石川後楽園、街歩きも楽しみたいなら明治神宮外苑と表参道周辺など、目的に合わせて一日のコースを考えてみるのもおすすめです。
東京で紅葉狩りをするときの注意点
紅葉の見頃は、その年の気温や天候によって変わります。例年の見頃だけを参考にして出かけると、「まだあまり色づいていなかった」「すでに落葉が進んでいた」ということもあります。おでかけ前には、公式サイトや公式SNSなどで最新の色づき状況を確認しておきましょう。
また、高尾山や奥多摩などの山間部は、都心より気温が低くなることがあります。歩きやすい靴と防寒できる服装を用意しておくと安心です。紅葉シーズンは人気スポットほど混雑しやすくなるため、混雑を少しでも避けたい場合は、平日や午前中など比較的人が少ない時間帯を選ぶことも検討してみてください。
まとめ|電車で東京の紅葉スポットへ出かけよう
今回は、電車で行ける東京のおすすめ紅葉スポットを10か所紹介しました。東京都内には、奥多摩湖や高尾山のように豊かな自然の中で紅葉を楽しめる場所から、六義園や小石川後楽園などの日本庭園、明治神宮外苑や国営昭和記念公園のイチョウ並木まで、さまざまな紅葉スポットがあります。
都心部には駅から徒歩数分で行ける場所も多いため、車がなくても気軽に紅葉狩りを楽しめるのが東京の魅力です。また、場所によって紅葉の見頃が異なり、早い場所では10月下旬ごろから色づき始め、都心部では12月に入ってから紅葉を楽しめることもあります。
気になるスポットを見つけたら、最新の色づき状況や開園情報、交通情報を確認して、秋ならではの東京観光を楽しんでみてください。
※紅葉の見頃やアクセス情報は変更になる場合があります。実際に訪れる際は、各施設・自治体・交通機関などの最新情報をご確認ください。
