毎年のように「観測史上最高」のニュースを聞く日本の夏。
エアコンの効いた部屋にこもるのも一つの手ですが、せっかくの夏休み、思い切って「涼しい場所」へ出かけてみませんか?
実は関東近郊には、真夏でも朝晩は上着が欲しくなるほど涼しいスポットがたくさんあります。
今回は、都心から日帰り〜1泊で行ける関東の避暑地を6カ所、実際に旅行を計画するときの目線で紹介します。
まずはチェック!各地の涼しさ早見表(2025年8月の平均気温)
| 避暑地 | 2025年8月の平均気温 |
|---|---|
| 草津温泉(群馬) | 約21度 |
| 奥日光(栃木) | 約21度 |
| 嬬恋村(群馬) | 約22度 |
| 那須高原(栃木) | 約23度 |
| みなかみ(群馬) | 約25度 |
| 箱根(神奈川) | 約20〜25度(標高による/目安) |
※気象庁の観測データ(各地のアメダス・観測所)をもとにした2025年8月の実績値です。
箱根には気温を観測する気象庁の観測所がないため、標高をもとにした目安を記載しています。
参考までに、東京都心の2025年8月の平均気温は29.6度と、1875年からの統計史上、8月として最も高い記録となりました。
記録的な猛暑の年でも、避暑地は東京より5〜8度ほど涼しかったことになります。
それでは、各スポットを詳しく見ていきましょう。
1. 草津温泉(群馬県)|標高1,200mの「涼しい温泉街」

2025年8月の平均気温:約21度
「夏に温泉?」と思うかもしれませんが、草津は標高約1,200mに位置する高原の温泉地。
記録的な猛暑となった2025年の8月でも平均気温は約21度と、東京より8度以上も涼しく、夜は肌寒く感じるほどです。
町の中心にある湯畑は、もうもうと湯けむりが立ちのぼる草津のシンボル。
夜になるとライトアップされ、浴衣で散策するのにちょうどいい雰囲気になります。
日中は周辺の自然スポットへ足を延ばし、夕方から温泉と湯畑を散歩、というのが夏の草津の王道コースです。
こんな人におすすめ
涼しさも温泉もどちらも譲れない人。
湯上がりに歩ける温泉街の風情が好きな人。
アクセスの目安
東京から車で約3時間。
電車の場合は長野原草津口駅からバスに乗り換え。
2. 奥日光(栃木県)|世界遺産の先にある、もう一つの日光

2025年8月の平均気温:約21度
日光といえば「日光東照宮」が非常に有名ですが、避暑目的なら断然「奥日光」まで足を延ばすのがおすすめです。
いろは坂を上った先に広がる中禅寺湖周辺は標高が1,200mを超え、ふもとの日光市街より体感でかなり涼しくなります。
見どころは、豪快に水が落ちる「華厳の滝」や、湖畔の遊歩道が気持ちいい中禅寺湖、そして木道ハイキングが楽しめる戦場ヶ原。
滝のそばに立つと、水しぶきとともにひんやりした空気が流れてきて、まさに天然クーラーです。
こんな人におすすめ
世界遺産観光と自然散策を1回の旅行で両方楽しみたい人。
旅のヒント
午前中に東照宮エリア、午後に奥日光へ上がると気温の変化を楽しめます。
夏休み期間のいろは坂は渋滞しやすいので、朝早めの出発が吉。
3. 那須高原(栃木県)|子連れ旅行の定番、遊べる高原リゾート

2025年8月の平均気温:約23度
那須岳の裾野に広がる那須高原は、真夏でも平均気温23度ほどの過ごしやすい気候。
牧場や動物園、美術館、テーマパークがコンパクトなエリアに集まっていて、「涼しい場所で子どもを思い切り遊ばせたい」というファミリーにぴったりです。
動物とふれあえる観光牧場でソフトクリームを食べ、午後は森の中のカフェでひと休み。
夏はりんどう湖で花火大会が開催されるので、日程が合えば旅のハイライトになりますね。
こんな人におすすめ
子連れ・三世代旅行。
1泊2日で予定を詰め込みすぎず、のんびり過ごしたい人。
アクセスの目安
東京から東北道で約2〜3時間。
那須ICからの「那須街道」沿いに観光スポットが点在しています。
4. みなかみ(群馬県)|川で遊んで涼む、アクティビティ天国

2025年8月の平均気温:約25度(温泉街周辺/山あいはさらに涼しめ)
「涼む」というより「水に飛び込む」派なら、群馬県最北端のみなかみ町へ。
利根川の源流域にあたるこのエリアは、ラフティングの聖地として知られています。
雪解け水を集めた川は真夏でもキリッと冷たく、ラフティングやキャニオニングで全身びしょ濡れになれば、暑さなんて一瞬で忘れます。
洞窟探検やバンジージャンプなど、絶叫系のアクティビティが揃っているのもみなかみならでは。
遊び疲れたら水上温泉で汗を流して帰る、という完璧な流れが作れます。
こんな人におすすめ
友達同士・カップルでアクティブに遊びたい人。
体を動かすのが好きな人。
旅のヒント
ラフティングは事前予約制のツアーが基本。
夏休みは埋まりやすいので早めの予約を。
5. 嬬恋村(群馬県)|キャベツ畑と「愛妻の丘」のさわやか高原

2025年8月の平均気温:約22度
浅間山の北麓に広がる嬬恋(つまごい)村は、標高約1,000mの高原地帯。
夏秋キャベツの一大産地として知られ、青空の下に広がるキャベツ畑の風景はどこか北海道を思わせます。
ユニークなのが、村をあげて「愛妻家の聖地」を名乗っていること。
「愛妻の丘」では、丘の上からパートナーへの想いを叫ぶ…なんて体験もできます(見ているだけでも面白い)。
近くには浅間山の噴火が生んだ奇岩地帯・鬼押出し園もあり、ゴツゴツした溶岩の間を歩く景色は一見の価値ありです。
こんな人におすすめ
夫婦・カップル旅行。
有名観光地より、ちょっと変わった風景や体験を求める人。
旅のヒント
軽井沢から車で30〜40分ほどなので、軽井沢観光と組み合わせるのも◎。
6. 箱根(神奈川県)|都心から90分、標高で涼しさを選べる

8月の平均気温:約20〜25度(標高による/目安)
※箱根には気温を観測する気象庁の観測所がないため、標高をもとにした目安です。
最後は定番中の定番、箱根。
「箱根って夏は普通に暑くない?」と思った方、半分正解です。
実は箱根湯本周辺の真夏は意外と暑めです。
ただ、箱根の魅力は、標高を上げるにつれて着実に気温が下がっていくところです。
強羅、仙石原、芦ノ湖畔と標高を上げるにつれて気温が下がり、ロープウェイで駒ヶ岳の山頂まで行けば、真夏でも平均18度前後というひんやりした世界が待っています。
美術館巡り、芦ノ湖の遊覧船、大涌谷の黒たまごと、雨の日でも楽しめる選択肢が多いのも箱根の強みです。
こんな人におすすめ
遠出はしたくないけど涼みたい人。
日帰りや思い立っての1泊に。
アクセスの目安
新宿からロマンスカーで約90分。
車でも東名経由で1時間半ほど。
まとめ|目的別・避暑地の選び方
最後に、6カ所をタイプ別にまとめておきます。
| 旅のスタイル | おすすめ | 2025年8月の平均気温 |
|---|---|---|
| 温泉でのんびり | 草津温泉 | 約21度 |
| 観光+自然散策 | 奥日光 | 約21度 |
| カップルでゆったり | 嬬恋村 | 約22度 |
| 子連れ・家族旅行 | 那須高原 | 約23度 |
| アクティブに遊ぶ | みなかみ | 約25度 |
| 手軽に日帰り | 箱根 | 約20〜25度(目安) |
どこも標高が高いぶん、朝晩は夏でも冷えることがあります。羽織りもの1枚をバッグに入れておくと安心ですよ。
今年の夏は、涼しい高原で思い出を作ってみてはいかがでしょうか。
※気温は気象庁の観測データにもとづく2025年8月の月平均値です(観測地点:草津、奥日光、那須高原、みなかみ、田代〈嬬恋村〉)。箱根のみ標高をもとにした目安を記載しています。お出かけ前に最新の天気予報や施設の営業情報をご確認ください。


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